魚   話
ウルティマオンライン日記もどき

全滅祭り

 ギルドのボスに連れられて、

 黒閣下というモンスターに
 面会しにゆく俺様。

 黒閣下って黒デーモン?

 なんだかとっても強いらしいの☆

 そんなわけでダンジョン到着。

 早速現れる紅蓮の悪魔殿、逃げ惑うツアー参加者。

片っ端からお亡くなりに…。

 そこで突然コネクションロスト 回線ぶったぎられて、

あわてて再接続してみるが余裕でお亡くなりに…。

 あいやぁ…馬…(涙)

 そう、馬も当然お亡くなりに…。

 生き帰らせていただいて、再度チャレンジごうごう。

 奥まった部屋オドロオドロシイ血文字の魔方陣

なんだか真っ二つのベット、湧き出す大蛇と魔法を

使うモンスターと赤デーモン。

 逃げ惑う俺様(笑)

 逃げ惑っても無駄である。

 魔法弾がガスガス打たれるわ

 スレ違うだけでボコられるわ、

 往生しまっせ〜。

 黒閣下を発見して

 近づこうと向きを変えた瞬間

 大往生

 幽霊のままダンジョンをさ迷う。

ミンナ
ドコデスカ〜
(迷子)


 復活していただいたのは骸から遠く離れた小部屋。

 階段を降りればすぐそこに黒閣下。

 ワンモア
あの世への扉


 「私が扉を開けるヨ!」

 勇敢な女性が名乗りをあげる。

 後をついてゆくひんじゃくん俺様。

 (半泣き)

 短距離走者顔負けの全力疾走。

 今までになくムダのない距離選択。

 俺様やればできるやんっ!

 そうじゃなくてっ…。

 必死ってこういうのを言うんだねっ(星)

 アタリを見まわす。

 えーと…俺様のし〜が〜い〜はぁ〜

 ……………ない…?

 あっちゃぁ…武器にルーンに秘薬に裁縫道具に

 いただいた革……しくしく

 仕方あるまいっ!

 か〜えろ〜う(全力疾走)

 駄菓子菓子

 俺様の荷物ありました〜っ!

 とってきてくれたんやってありがちゅ〜♪

 そしてその翌日 またしても全滅祭り開催 

 コネクションロストは最大の敵ラシーヨ(涙)
新世界

 UOに
 新しいステージがっ!


 土地拡張のお知らせを聞いていた俺様は

 どっきどき(笑)

 そう…とうとう…

 とうとう

 新しい世界に行けるようにっ!!

 モンスターを倒すと、たまに手に入る

 ムーンストーンとかなんとかいう

 貝殻チックな形状の石っころのやうなモノがないと

 行けない世界なのだが、

 そっちに行けば土地があるらしい。

        建て放題(希望)

 俺様がんばりに頑張って、

 当初の予定よりさらに倍の家の権利書ゲッツ!

 その苦労といったらもう…他の皆さんのように、

モンスターをしばいて金を奪い取るだけじゃ

 秘薬代の足しにしかならぬ。

 ってゆーか足りぬ…

 得意の裁縫で生計を立てる俺様。

 しかし…

 家建てたい人やら城建設なさる方も多いんやろな…

 マイホーム、建てられるんやろか…

 (不安)

 聞くところによれば、

 そりゃー熾烈な土地獲得争いになるらしい。

 そんなわけで、敵情視察に参るコトにする俺様。

 現在うろうろしている土地と同じ形状の新しい世界。

 ものめずらしさにとっておいた石を使う時がやってきたっ

 オレンジ色のムーンゲートが出てきてびっくり。

 ゲートトラベルの魔法使えへんのにねぇ

 アリですか?

 敵情視察ゆーても、

 ただうろついて動物虐待して

 モンスターに虐待
されるという、

 いつもと変わらぬ行動パターン

 やったんやけども(笑)
詐欺師到来

 銀行で整理作業に勤しむ俺様。

 近づいてくる二人連れ。

 「こっかちゃんじゃな〜い、
 お久しぶり〜っ。」


 ダレデスカ??

 とりあえず、お久しゅう?とハナシをあわせる俺様。

 「私のお店に来てくれたのね〜っ。

 嬉し〜っ。買って行ってね?買って行くでしょ?」


 「おいおい、ソレじゃ押し売りやん。」

 即座にツッコミを入れる二人連れの相方さん。

 …おもろいやん。

 稼ぎの少ない俺様。

 けれどちょっくら買うくらいなら構うまい。

 いきなり1000の物品を進められる。

 良く考えなくてもそんな値段じゃあないだろう物品。

 おいおい、サギなのかボケなのかどっちですのさ。

 それに店って…おまいさん…

 露店…いや、露店もない

 売り歩きなのかいっ!?

 値段が値段なのでお断りする俺様。

 「ん〜、じゃあ、人生相談200でどうだっ。」

 ウオで人生語れってかい…

 なんて楽しい人なんだ………。

 でもお断り。

 「だったら、放火に最適オイルひとつ!

 あなたにピッタリ!300でどう?お買い得っ。」


 どこがやね〜ん

 と、ツッコミを入れそうになる俺様。

 そんなもんモンスしばいたらタダで手に入るやん…。

 しかもその宣伝文句は一体…(笑)

 しかし…。俺様お買い上げ

 だってねぇ、それなりにおもろかったし、

 ほっといたら

 一生懸命どこまでも品を出してきそうな勢い

 やねんもんさ(笑)

 無下に断る程でもなかろうし。

 めっちゃ無駄金を使う俺様。

 売りつけて即座に走り去るお方。

 あれ?騙された?(笑)

 未だに知り合いかもしれない疑惑も捨てられず。

 そんな折、

 画面外に去った二人連れの会話が見えてしまった。

 「わかった?ああいうふうに、
 安いかな?って思わせるのがコツなんだよ。」


 「うん」

 「ちょっとは助けてくれるかなって思ったのに、
 全然ダメじゃない。」


 「だって…。」

 なんでやね〜ん(笑)

 そんな手口ダレにでも使っていらっしゃるのかっ!?

 をいをい…。
年貢の納め時

 ファーストキャラは裁縫戦士

 マホーの使える裁縫戦士。

 そんなつもりでいた俺様、

 いつのまにやらどっちつかずで

 ハンパな戦力に。

 えっと、どっちでもよかってんけどね。

 あくまで裁縫メインなんで(主張)

 どうやらそうも言ってられないらしく、

 何度も「どっちにするのか」を尋ねられる俺様。

 ギルドに入ってる以上、少しでも貢献しようと思えば

 決めなあかんのやろね。

 決めたほうが使いやすいらしいし

 そんなわけで、俺様裁縫魔法使いに転向予定。

 戦士に重要なスタミナがあまりにも低すぎて

 使えないからである。

 でもゴロが悪くてちょいとアンニュイ。

 裁縫メイジ メイジテイラー…ドレもイマイチ。

 ふぅ…いいや…

 名前負けも大概にしとかんと…(笑)
盗人B

 ダンジョンで単独戦闘の俺様。

 そこに現れるヒトリのプレイヤー。

 無言で近づき俺様のカバンを覗き始めるプレイヤー。

 そしてヒトコト

 「パラ箱もったほうが良いよ?」

 「そうだね そうするよ。」

 内心おまえがゆーなや…なのだがにこやかに答える。

 再び戦闘をはじめるが間違って炎の壁の魔法で応戦中、

 いきなり飛び込むそのオヒト

 あーあ…。

 例えモンスターと闘う為に出した魔法でも、

 プレイヤーにダメージを与えると犯罪者扱いに…。

 犯罪者を手にかけても罪にはならない

 そして現在俺様灰色に…。

 つまり…そのプレイヤーはめちゃめちゃ青PK。

 一般者の名前は青で表示され、

 殺人者の名前は赤で、

 犯罪者は灰色で表示される。

 ところが、青PKとは、一般者のフリをしつつ、

 虎視眈々と機会を狙って殺人をおかす

 とんでもねーお方。

 PDの挨拶できる欄には

 正義のルーターなどという

 自己紹介が書いてあったが…

 ルーターに正義もクソもあるかいっ!

 あっても君は断じて違〜〜〜う!!


 予想通り、追いかけてきてぶちのめされて、

 荷物を根こそぎ取られる。

 生きかえらせてくれて、

 帰りの秘薬とルーンを希望すると

 あっさりくれたのでヨシ。


 まあ…しゃーないけどね。

 不用意に魔法使った自業自得なので(汗)